3月に入り少しずつ暖かくなってまいりました。
春を感じると、ついつい想像してしまうのが春のイベント「お花見」。
どうやら2021年の桜の開花は、平年よりも全国的に早いところが多い予想のようです。
今年のソメイヨシノの開花は3月17日の福岡を最初に、東京、横浜、長崎と始まっていくようなのです。
毎年耳にする言葉であり、身近に感じるこの催しごとですが、いつから始まったものかご存じですか?
お花見の起源はいつ?
日本のお花見は奈良時代の貴族の行事から始まったとされています。その当時は中国から伝来したばかりのウメが鑑賞されていましたが、
嵯峨天皇が地主神社の桜を非常に気に入り、毎年神社から桜を謙譲させたとされています。そんなことから、桜の花見は貴族の間で急速に広まり、これが日本人のサクラ好きの原点となりました。
鎌倉、室町時代では武士階級にも花見の風習が広まり、織豊期には野外にて花見を楽しんだことが記録されています。
庶民に花見の風習が広がったのは江戸時代になってからです。この頃には、品種改良も盛んに行われるくらい広まっていたそうです。
いかがだったでしょうか?春の風物詩として身近に感じていた「お花見」も1000年以上も前から続いていた風習だったんですね。
2021年はコロナウィルス真っ只中です。こんな中「お花見」はちょっと心配ですよね。しかし、時代とともに進化してきた「お花見」です。
新しいお花見の形「リモートお花見」なんていうのも後世には伝わっていくのかもしれませんね。